9月25日(水)
今日は病院の面談の日だった。 リハビリの経過や今後の予定について話すため、父が来てくれた。
実は今日から骨折していた右足を地につけて良いことになり、なんと歩く練習が始まったのだ。 立ち上がった瞬間、足を踏み出した瞬間、すべてが夢の中の出来事のようだった。 瞬きをして目が覚めたら、身動きが取れなかったあの日に戻っているのではないか、なんて思った。 特に痛みも無く、先生曰く綺麗な歩き方との事で自信が持てた。 歩く姿は動画で撮っていたので、面談の時に父に見てもらった。 「こんなに(リハビリが)どんどん進んでいくんですね」と驚いていた。
面談の後はお出かけした。 寒くなったので長袖の服を買ったりした。 某中古本屋で楽器探しをしたりもした。 目当てのものは旧式のものしか置いていなかったので、戦利品は無しだった。
途中某家電量販店にも寄ったのだが、なんとエレベーターが無い。 車椅子の人間は入ることの出来ない店だ。 まさか今の時代にこんなお店があろうとは。 しかし車椅子生活を始めていなければ絶対に気付かなかったことだろう。
夕飯はスパイスカレーを食べた。場所はなんとCoCo壱。9月末までというので、食べずにはいられなかった。 クミンや花椒が効いていてとても美味しかった。
9月24日(火)
今日は便が5回も出た。 2回はコロッとしたのが少しだったが、他は結構しっかり出た。
これだけの量が出てるのにオムツへの失禁はほとんど無かった。 自立でトイレに行けるようになり、身体が覚えてきたのか、それとも回復してきているのか。
どちらにせよ精神を乱さずに済むので嬉しいことだ。
トイレの方も今は自尿で何とかなっており、面倒な導尿は行っていない。 一定量溜まると尿漏れがあるのが面倒だ。 オムツとパッドがあればさほど問題ではないのだが、このままではいつまで経っても普通のパンツは穿けないだろう。 まぁ受傷前にオシャレなパンツ穿いてたという訳でもないのだから、そこまでこだわる必要があるかと言われると自信が無いのだけれど。
9月23日(月)
午後に母と妹が来てくれた。
お見舞でもらっていた大きなカルパスを食べるべく、妹はナイフを持ってきていた。そう、妹はカルパスが大好きなのである。
少し切って食べてみたが普通のおやつカルパスよりも味が濃い目でガツンとしていた。
残った分は持ち帰らせた。
母と妹はリハビリを見学していった。
先生曰く、足首の動きはいいから痛みはないかも、とのことだった。
何事に関しても断言できないのが理学療法士らしい。
できると言ってできない場合はお察しの通り、できないと言ってしまうのも患者の回復の可能性を狭めることになりかねないからだ。
その後、音楽仲間(カップル)が来てくれた。
今2人は一緒に住んでいるらしい。
シングルベッドで2人寝るのは狭いと、名曲を思い出しそうなことを言っていた。
現状の報告をし合ったり、また音楽しようなんて話をした。
夜は
- Trelloによるやりたいこと管理システムの構築
- プログラミング
- 事故の経緯書き出し
などを行った。
Trelloのタスク管理によるやりやすさ・達成感のおかげで、 久々にPCの前に長時間座った。
9月21日(土)
今日もベッド上の筋トレがメインだった。 25日に右足をつけるらしい。 先日とったレントゲンによると経過は良好で、痛みの様子を見ながら全荷重でリハビリを開始できるそうだ。 待ち遠しいがあと少しの辛抱。
今日は久々に便失禁があった。 リハビリ中お腹が痛かったがスルーしていたら失敗した。 やはりこういうサインは見逃してはいけない。
リハビリの合間に音楽仲間が2人来てくれた。 1人がくれたお見舞いにお酒と合わせてカクテルを作れるようなジュースがあった。 皆よく思いつき探し出すなぁなんて感心してしまう。 面会中は居酒屋に居るかのようにずっとだべっていた。 こういう何でもない時間が一番幸せかもしれない。 最後に少しリハビリを見て帰っていった。
17時頃彼女が来てくれた。 1週間ぶりに会う。 2時間程2人で過ごして幸せではあったが、もう少し話したかった。 私はこの怪我さえなければこんな事には、なんて考えてしまうが、彼女は退院したら何しよう、クリスマスは何しようなんて前向きな言葉をかけてくれる。 一緒にいるだけで気持ちが安らぐのだ。 本当に私には勿体ない素敵な人だ。
面会時間の終わり頃には父も来てくれた。
皆が帰った後はプログラミングと作曲をした。 作曲の方はそろそろネタがつきそうだ。 過去のを引っ張りだすか、新しく音楽を聴いてみるかして引き出しを増やしたい。
9月20日(金)
今朝はスマホのアラームで起きた。 これまで寝坊することがあったためだ。 病院の規則正しいはずの生活で寝坊とは我ながら呆れる。
やはり尿失禁はあったものの、全てパッドが吸収してくれていたので朝から落ち込むことは無かった。
今日からもしかして右足をついてリハビリか?と息巻いていたが、いつもと変わりなかった。 早くて明日、遅くて数日後らしい。 待ち遠しい。
明日は彼女や友人が来てくれるそうなので、凄く楽しみだ。
日中は作曲とプログラミングをした。 それぞれSoundCloudやGithubに上げ、充実した1日となった。
アウトプットをしていると何となく自分に自信がつく。集中していると身体のことなどを考えて後ろ向きにならずに済むので、精神衛生にも良いかもしれない。 続けていこう。
9月19日(木)
今日は朝尿もれが少なかった。 水分摂取量のせいか、何なのかはわからないが、朝気持ちよく目覚められるので嬉しい。
今日はリハビリの空き時間が長かったので、PCを開いてブログを立ち上げたりした。 これまで書いてきた日記を公開するためのブログと、もうひとつは技術系を中心としたブログを立ち上げた。 前者は今後の脊損の方のため、後者は自身の生産的活動の維持のためだ。 いつまでも病人をやっている訳にもいかないので、発信を生活に取り入れることでぼーっとした時間を減らそうと思う。
レントゲンを撮って見てもらった結果、明日から右足かかとに体重を掛け始められるかもとのことだった。 ようやくベッドでの軽い運動のみのリハビリから解放される。逆に言うとリハビリがキツくなるということだが。。 どんどん回復していけるといいな。
今日は彼女は地元に戻ってから初の出勤のようだ。 きっと疲れているだろう。 私の身勝手な行為のせいで振り回して本当に申し訳ない。 復帰して恩返しをしたいし、幸せにしたい。 そのためにはまず身体を治さなければ。